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双截龍 シリーズ ベルトフロアアクションゲームの始祖と言われるダブルドラゴン シリーズについて 本家シリーズ ダブルドラゴン 1作目はよくリメイク移植されていて「リターン・オブ・ダブルドラゴン」「ダブルドラゴン アドバンス」も同ページ ダブルドラゴンII ダブルドラゴン3 対戦格闘 ダブルドラゴン (ネオジオ版) Double Dragon V 関連 Battletoads & Double Dragon 収録 100% Dynamite?? C64.ZX Action Masters?? amiga Activision Game Vault Volume 3?? Windows(Atari 2600 バージョン) 各機種で発売された1作目を収録している ベルトフロアのゲーム ファイナルファイト ベア・ナックル??
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ダブルドラゴンシリーズリンク 機種 タイトル 概要 判定 ダブルドラゴン AC/SMS/360 ダブルドラゴン ベルトスクロールアクションを確立した記念すべき一作。 良 FC ダブルドラゴン 1人プレイ限定、アレンジによる高難度化等、今一歩の出来な移植。 なし GB ダブルドラゴン こちらもアレンジ移植。 なし ダブルドラゴンII AC/MD ダブルドラゴンII ザ・リベンジ 前作からの使い回しが多いが、爽快感は抜群。 良 FC/PCE ダブルドラゴンII ザ・リベンジ アーケード版を大きく超えた良アレンジ。 GB Double Dragon II 『熱血硬派くにおくん 番外乱闘編』のキャラ等を差し替えとして発売。 360 ダブルドラゴンII ワンダー・オブ・ザ・ドラゴン 2013年KOTY次点。DL専売。『ラグナロクオンライン』で知られる韓国のGRAVITYが開発を担当。 ダブルドラゴン3 AC ダブルドラゴン3 ザ・ロゼッタストーン AC版はイーストテクノロジーによる外注作。マンネリ化を打破しようとした試みは、成功したとは言い難かった。 なし FC ダブルドラゴンIII ザ・ロゼッタストーン AC版からシステムを整理するなどして、だいぶ遊べるゲームにはなった。 ダブルドラゴンIV PS4/Win/Switch/One ダブルドラゴンIV FC版『II』を強く意識したデザインの反面、敵の出現数はマシンスペックに合わせて増加している。 その他の作品(国産) SFC/Switch/PS4/One/Win リターン・オブ・ダブルドラゴン テクノスジャパンのSFC初進出作だが、色々中途半端。 なし GBA/Switch/PS4/One/Win ダブルドラゴン アドバンス 歴代シリーズの要素を合わせて一作に昇華させた傑作。 良 対戦格闘 NG/PS ダブルドラゴン(ネオジオ版) 2D対戦格闘。テクノスジャパンのネオジオ初進出作。 海外製 SFC/MD Double Dragon V The Shadow Falls 日本未発売。2D対戦格闘。設定は、アメリカで放送されていたTVアニメ版を基にしている。 FC/SFC/MD/GB Battletoads Double Dragon:The Ultimate Team 日本未発売。レア社の人気キャラクター『バトルトード』とのクロスオーバー作品。この作品の開発もレア社が手がけている。 360/PS3/Win ダブルドラゴン ネオン DL専売。『シャンティ』シリーズのWayForwardが開発を担当。歴代シリーズのオマージュが随所に盛り込まれる一方、ブッ飛んだバカゲー路線は賛否両論。 PS5/XSX/PS4/One/Switch/Win ダブルドラゴン外伝 ライズ・オブ・ザ・ドラゴン オムニバス Switch ダブルドラゴンコレクション 『リターン・オブ・ダブルドラゴン』『ダブルドラゴン アドバンス』『Double Dragon(海外版)』『Double Dragon II The Revenge(海外版)』『Double Dragon III The Sacred Stones(海外版)』『ダブルドラゴンIV』を収録。 関連作品 機種 タイトル 概要 判定 AC 熱血硬派くにおくん ダブルドラゴンシリーズの原型。 良 FC/PCE/X68k ダウンタウン熱血物語 主人公・リー兄弟をモデルにした敵・服部兄弟が登場。 良 FC U.S.CHAMPIONSHIP V BALL リー兄弟、なぜかビーチバレー大会に参加。 AC/NG レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ 『ダブルドラゴン』の版権の取得に失敗したメキシコのエヴォガエンターテインメント(*1)による、同作オマージュの2D対戦格闘。主人公のルイス兄弟や中ボスのアブボに『ダブルドラゴン』のキャラの名前が一部使われているところがその名残となっている。 Switch ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online DL専売。『ダブルドラゴン』『ダブルドラゴンII ザ・リベンジ』を収録。 良 PS4/One/Switch/Win CODE SHIFTER アークシステムワークスの25作品のキャラが登場する2Dアクション。『IV』準拠で参戦。
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「愛の為に華麗に活躍!」 名前:MARIAN 出身:ロサンゼルス 身長:165cm スリーサイズ:B83 / W54 / H87 格闘スタイル:ストリートファイティング 好きなもの:サラダ、猫 趣味:ウインドーショッピング、スケート 「言う事きかなきゃムーンドライブ炸裂よ♥」 テクノスのアクションゲーム『ダブルドラゴン』のキャラクター。紙王の大事な人ではない。 同シリーズのヒロインで、主人公ビリーの恋人である。 明るく正義感が強いスポーツ万能の女の子で、実は双截拳(そうせつけん)の女子部の師範代を務めるほどの実力者でもある。 彼女がブラック・ウォリアーズに誘拐される所から物語は始まるが、師範代の彼女をあっさりとさらう辺り組織の実力が推し量れる。 ネオジオの対戦格闘ゲーム版『ダブルドラゴン』にもプレイアブルキャラとして登場。 CVは 小山裕香 女史。 ネオジオ版は実写映画版の『ダブルドラゴン』の設定を多く取り入れており、 マリアンは特にその影響が強く、アクションゲームの彼女とは見た目などもほぼ完全に別人(双截龍では長いブロンドの美女)である。 恋人という設定もリセットされたようで、ビリー達を世話の焼ける弟のように思っているらしい。 リー兄弟から習っている武術、双截拳と、かつて習っていたフィギュアスケートを組み合わせたトリッキーな技を使う。 ごくありふれた女の子のようだが、実は女だてらにストリートギャングのリーダーでもある。 それだけに気の強さや勇敢さばかりが目立ってしまうが、とても優しい女性的な一面も合わせ持っている。 でも、言う事を聞かないとムーンドライブが炸裂するらしい。 ムーンドライブといい、ページ冒頭のポーズといい、更には同じく冒頭の対ラスボス勝利台詞といい、狙ってやっているのだろうか? + マリアン、死ぬな! ちなみにアクションゲームのマリアンは『ダブルドラゴンII』のオープニングデモで殺されてしまうのだが、 「自慢できるボーイフレンドがほしいわ。」(VSビリー) 「おほほほほ、まだまだガキね。」(VSジミー) 「弱い奴ばっかりでつまんな~い。」(VSチェンフー) 「最近の男って弱いのね。」(VSダルトン) 「ハン!負け犬!!」(VSレベッカ) 「このまま行けば女帝だわ おほほほほ──」(VSデューク) ……こちらは大人しくさらわれたり殺されたりするようなタマには見えない。ギャングのリーダーだし。 もちろん設定的に繋がりは無いため無問題である。 まあFC版でも何故か甦るけどね。 ちなみに『レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ』のツインドラゴン兄弟の亡くした女性の名前はマリア。 ちなみに、マリアンステージのゲームセンター背景のモニターには、 映画版『ダブルドラゴン』の映像が映し出されている。 原作での性能 移動スピードが速いタメキャラで、火力は低め。 突進技「ムーンドライブ」は攻撃後に大きく後退するため、少々ぶっ放しても反撃を受けにくい優秀な技。 対空技「アクセルブレイカー」は上昇中はもちろん、下降中と更に着地のポーズにも攻撃判定があるという変わった技。 フィギュアスケートの要素はここに活かされたようだ。って、ここだけかい。 またコマンド投げの「メテオストライク」を持っているのでこのタイプのキャラの弱点としてありがちなガード崩しも問題無し。 というか万能の空中ガードから着地後コマ投げという戦法が地味に嫌らしく、 マリアンの場合だと投げが出ず小パンが出てもそこから連続技が容易に狙える。 MUGENにおけるマリアン Fervicante氏の製作したものが2種類存在。 氏のサイトは消滅してしまったが、現在は「Brazil Mugen Team」にて代理公開されている。 1つはコマンドが普通の入力タイプになり、ビリーとジミーの兄弟をストライカーとして召喚するアレンジ版、 もう1つは原作に近い性能。 MUGEN∞動画戯作トーナメントで前者のAIが配布されている。 "BINGO!!!" 出場大会 + 一覧 シングル オールスターゲージ増々トーナメント MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント ネオジオバトルトーナメント 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント タッグ メジャーVSマイナーでタッグトーナメント?(女キャラ?編) 大会であまり見ない男達と男女タッグ大会 ゲージ増々タッグトーナメント 19XX年!4大勢力対抗!セルハラっぽいランダムタッグバトル!! 19XX年!作品別女性タッグトーナメント チーム MUGEN∞動画戯作トーナメント 無茶?無謀?第5弾 『成長+大貧民』 作品別「主人公だから大将」II ~マイナー勢の逆襲~ 多分2度と開かれない!販売企業別チームリーグ ほぼ作品別トーナメント【総勢128チーム】 作品別トーナメント2011 奮起せよ!力ある限りグランプリ 90年代格闘ゲーム 作品別チーム大会 その他 最弱女王決定戦/Final 打倒剣帝!無差別級大会 90年代格闘ゲーム最強女王決定戦
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リターン・オブ・ダブルドラゴン 【りたーんおぶだぶるどらごん】 ジャンル アクション 対応機種 スーパーファミコン 発売元・開発元 テクノスジャパン 発売日 1992年10月16日 定価 8,600円(税別) プレイ人数 1~2人(同時プレイ可) 判定 なし ポイント 初代を意識したダブルドラゴンの復活作シリーズ一硬派な作り大幅に簡素になった演出、ストーリー ダブルドラゴンシリーズ 概要 特徴 評価点 問題点 総評 余談 概要 テクノスジャパンのSFC初進出作で、ダブルドラゴンシリーズのスーパーファミコン唯一の作品。 アーケード版『ダブルドラゴン』と同様のストーリーで、さらわれたマリアンを救出すべくビリー、ジミーの双子の兄弟が「シャドーウォリアーズ(*1)」へ殴りこむ。 特徴 ステージクリア式の伝統的なベルトスクロールアクション。二人同時プレイが可能で、プレイヤー同士で攻撃が当たるかどうかも変更できる。 コンティニューはクレジット制となり、ゲームオーバーになっても5回(変更可能)までコンティニューが許されている。クレジットが残っていれば消費して2Pの途中参加も可能。 敵キャラクターはウィリアムス、ローパーとプレイヤーのコンパチのジェフを除いて刷新され、敵組織のボスもウイリーではなく本作オリジナルのデュークになっている。 ストーリーこそ初代と同様ではあるがリメイク作品ではなく、あらゆるものが刷新された完全新作となる。 新たな要素として、気力ゲージが追加。ボタンを押しつづける事でチャージすることが出来、最大まで溜まるとパワーアップ状態になり、あらゆる攻撃で一撃でダウンが取れるようになる。 チャージ中に攻撃する事でも格闘アクションの強化やシリーズの伝統技となる「旋風脚(龍尾嵐風脚)」を繰り出すことが出来る。 気力ゲージは特に制限なくチャージする事が可能だが、攻撃をする、武器を持つ、ジャンプする、攻撃を受ける等で失われる。 アクションにガードが追加。弱い敵(ウイリアムス、ローパー)ならばパンチをガードする事で腕を掴む事が出来、そこから反撃する事も出来る。 評価点 原点回帰 『II』以降、ユーザー間で賛否両論となっていたオカルトじみた世界観では無くなっており、初代と同様のストリートファイトに回帰している。 敵もマーシャルアーツ使いのスティーブ、元ボクサーのジャクソン、中国拳法使いのチェン兄弟といった様々な格闘技の使い手が主となる。 BGMも初代を担当した山根一央氏によるもの。伝統となる「ダブルドラゴンのテーマ」も非常にかっこいいアレンジで収録されている。 新曲も哀愁漂うステージ2や最終決戦の中で疾走感にあふれるステージ7など質の高い物が揃っている。 ステージ5はスラム街となるが、同じくスラム街である初代のステージ1のBGMが使用されるといったファンサービスもある。 コンシューマー版の制限の緩和 それまでのシリーズのコンシューマー版では敵のやられ声がないので倒し時が判断しづらかったり、武器を所持していた敵を倒すと、理由なく所持している武器が消えるといった制限があったが、本作ではマップの切り替わりによる武器の消去以外の制限は無く(*2)、アーケード版シリーズに近い感覚で遊べる。 バランスや操作感は良好 シリーズを通して問題点となりやすかった敵の理不尽な超反応や、プレイヤー側の強すぎる技が無くなり、ゲームバランスは良好。 シリーズの中では簡単な部類に入るが、ヌル過ぎず適度なバランスになっている。難易度は三段階用意されており、「HARD」にすれば敵のガードが固くなり、こちらの動きにも素早く反応するようになるのでやり応えもある。 武器のヌンチャクは拾えば全ての敵を完封出来るほどに強いが、次のマップに持ち越せないのでバランスブレイカーとはなりえない。 むしろ厄介な敵を一方的に倒せるので爽快感の向上に繋がっている。 多くの敵はボタン連打のごり押しをすると途端に間合いを離して回避したり、ガードを警戒して攻撃のタイミングをずらしてくるといった人間味を感じる動きをしてくるので伝統となる間合いの読み合いも健在。 敵によって通用しやすい技が細かく設定されており、攻略法を解いていく楽しみがある。 敵の拳法家であるチェンにキックをすると高確率で足を掴まれて投げ返されるといった事もあるので様々な技を試していく必要がある。 新たに追加されたガードの性能も良好。ダメージを無効化するだけではなく、敵のパンチを掴み返して逆にボコボコにしたり、背後に構えている敵に投げつけて怯ませるといった反撃の手口にも使える。 一部のボスの攻撃も間合い次第では掴むことが出来る。使いこなせるようになると達人のように次々に敵を翻弄出来る。 格闘アクションの質が大幅に向上。細かい技が多数追加され、様々な戦い方が出来るようになった。 新規追加された気力ゲージは少しでも溜まっていれば攻撃アクションが変化する為、実質的に強パンチ(キック)が追加されたものとイメージすれば良く、アクションの性能も高いのでゲーム性に深みが増している。移動しながら溜める事も出来るので敵との間合いを取りながら強化状態に持って行き反撃の隙をうかがう事も出来る。 アクションのグラフィックの質も向上、流れるようなコンボや回し蹴り、食らった敵のリアクションも回転しながら吹き飛ぶ等のバリエーションが増えており、敵を殴る爽快感は本作でも健在。 効果音も良好 殴打音やフィニッシュ音が爽快であることに加え、ボイスも発するために攻撃の爽快感は高め。 問題点 味気なくなりすぎた演出面 本作最大の問題点。ボスシーンやステージクリア、イベントシーンといった演出が悉くカットされており、敵を全滅させたらクリアジングルすら鳴らずに次のステージへ移行する。 各ステージにボスキャラクターとなる敵は出現しているのだが、「ボス戦のBGMがない」「他の雑魚と紛れて出てくる」「次のステージでは通常の雑魚キャラクターとして登場」といった要素からボスキャラクターと認識されにくい。 それまでのシリーズではボスキャラクターを倒せば残った雑魚は一斉に退散していたが、本作では全滅させるまでクリアにならない。それどころかボスが倒れた後に登場する雑魚すらいる。 イベントシーンが一切なく、初代にすらあったマリアンがさらわれるシーンもバッサリとカットされており、ゲーム中にストーリーが全く説明されない。大まかに「転戦して敵のアジトに移行する」といういつもの展開が繰り広げられるだけとなっている。 + エンディングのネタバレ 最終ステージをクリアしたらスタッフロールだけ流れて終了という潔さである。 結果、ヒロインのマリアンは本編では姿はおろか名前すら出ず、雑魚敵の女キャラクターであるリンダも登場しないため、男しかいないというシリーズ一硬派な作品になってしまった。 ステージ内の演出もイマイチ 上昇するエレベーターの中で戦うシーンもあるのだが、プレイヤーが乗るエレベーターに向かって敵がガラスを蹴破らずに何故か、最初から割れているガラスの跡から飛び乗ってくるという何ともしまらない演出になってしまっている。 回復ポイントやスコアエクステンドがない 体力の回復はステージをクリアした時のみ。シーンの切り替わりによる体力回復や回復アイテムの類もないため、消耗してしまうと回復させる手段が非常に限られる。 ただし、有限ではあるもののコンティニューが可能な事や、一撃死ポイントはごくわずかで体力を一気に奪うようなトラップもないので、コンティニュー不可のFC版『I』や、後半に1回しかできないFC版『III』に比べると遥かにプレイしやすい。 海外版ではナイフは最大ライフの半分、爆弾の爆発では即死と非常にダメージが上げられており、難易度が激増している。 即死トラップが少ない 敵を落とし穴に放り込む、即死するトラップを避けるといった要素はステージ4と6にわずかにみられるのみでほぼカット。ひたすら平坦なマップで敵を殴るだけとなり、変化が乏しくなっている。 ステージ7では周囲に壁がないエレベーターや、針だらけの壁が存在するもののいずれも見えない壁で阻まれており、ただの壁と何ら変わりない。 しぶとい敵を即死トラップにハメるといったことが出来なくなったのでプレイの間延びに繋がるようになってしまった。 一部のアクションがもっさりしている 『III』に存在したダッシュが削除されたので移動がもっさりしており、移動速度も遅い。 ダウン時のバウンドが妙にもっさりしているので連続でダウンさせられるとストレスが溜まる。 演出の総カットにより、テンポは良いものの1時間弱でクリア可能な上に難易度もシリーズの中では低めなのでボリュームが乏しい。 総評 タイトル名の通りに初代を意識したつくりとなっており、久々に純粋に殴り合う硬派なベルトスクロールアクションとして帰ってきた作品である。 加えてスーパーファミコンとしてグラフィックもサウンドもパワーアップしており、ゲームバランスの面でも優れているのだが、それを打ち消すほどに演出が劣化しており、加えて仕掛けの単調さやボリュームの面でも満足いく作品とは言い難い。 シリーズ未経験者には地味なアクションゲームに映りやすいという惜しい作品である。 余談 様々な理由で開発期間が短縮された為にあらゆる要素がカットされてしまい、結果として演出が非常に簡素になったらしい。 イベントシーンのキャラクターの顔やテキストのグラフィックがROM上に残っている。 使用されなかったBGMが一部サウンドテストに残っており、オプション画面から聴くことが出来る。 没データに関する詳細はこちらのサイトで公開されている。 説明書では本作のマリアンは婦人警官(麻薬捜査官)であり、麻薬密売組織であるシャドーウォリアーズの調査をしに行って捕まってしまった旨が語られている。 この設定がアメリカで放映されたアニメ版『ダブルドラゴン』の設定に類似する為、大っぴらに登場できなくなったと推測される。 本作のプランナーの海老沼氏としても演出の総カットは不本意であったため、氏が後に担当する『ダブルドラゴン アドバンス』では何を措いてもストーリーをゲーム中に語る事を最優先したという。 『ダブルドラゴン アドバンス』でも容量の少なさによる要素やBGMの削減が行われたものの、しっかりとしたステージ間演出が用意され、本作の無念を晴らした形となっている。ゲーム内容も本作を含めたシリーズの集大成となり、シリーズ最高傑作と称されるほどの完成度を誇っている。 『ダブルドラゴン アドバンス』には随所に本作のオマージュがあり、本作の中華街やトラックの上での戦闘ステージをベースにしたステージが登場する。 本作のラスボスのデュークはNEOGEO版の格ゲー『ダブルドラゴン』の中ボスに(*3)、1面ボスのスティーブは『ダブルドラゴン アドバンス』に再登場している。 海外では『SuperDoubleDragon』として発売しており、難易度の激化やステージの一部カット、BGMの割り当ての変更、簡易的にだがテキストのみのエンディング(*4)が存在するといった違いがある。 2018年に日本版の仕様で互換機で動作する『Return of Double Dragon』のSNES版が発売された。
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ここでは、『ダブルドラゴンII ザ・リベンジ(アーケード)』とFC移植版を紹介する。 ダブルドラゴンII ザ・リベンジ 概要 前作からの変更点 評価点 賛否両論点 問題点 総評 家庭用移植・リメイク 余談 ダブルドラゴンII ザ・リベンジ(FC) 概要(FC) アーケード版からの変更点(FC) 評価点(FC) 問題点(FC) 総評(FC) 余談(FC) 海外版(NES) ダブルドラゴンII ザ・リベンジ 【だぶるどらごんつー ざ・りべんじ】 ジャンル アクション 対応機種 アーケード 販売・開発元 テクノスジャパン 稼動開始日 1989年3月 プレイ人数 1~2人(同時プレイ) 配信(税8%込) アーケードアーカイブス【PS4】2016年2月26日/823円【Switch】2018年12月6日/823円 レーティング(アケアカ版) CERO B(12歳以上対象) 判定 良作 ダブルドラゴンシリーズ 概要 『ダブルドラゴン』から2年後に発売された続編。 前作で助けた「マリアン」が早々オープニングデモで前作のラスボス「ウィリー」に殺害され、「リー兄弟」が復讐へ赴くストーリーとなっている。 前作からの変更点 技の出し方が「左攻撃・ジャンプ・右攻撃」という業務用『熱血硬派くにおくん』方式に変化した(進行方向に向いている時はパンチ、逆方向に向いている時はバックキックが出る)。 操作系の変更が行われた為、「前蹴り」や「ヘッドバット」は使えなくなった。代わりにジャンプ中に攻撃ボタンを押す事で新必殺技の「旋風脚(龍尾嵐風脚)」が放てるようになった。 厳密に言えば「くにおくん」と異なる点もあり、プレイヤーの向きは移動した時点で即座に変わる。(「くにおくん」では敵が集まっている方向を向くので、向きを決められない)、その為、意図的に向きを変えやすくなっている。 評価点 敵のアルゴリズムの強化 「ウィリアムス」が側転で素早く移動したりジャンプしてナイフ投げをするなど、アクションが追加されている。 「リンダ」が肘打ちをしたり、全てのザコがバックキックを使用するようになった。 難易度調整 前作の最終ステージでは「突然出てくる石柱に当たると体力がほとんど削られる」や「ボスのマシンガンで即死」といった尖った難易度調整がなされていたが、本作では同様の仕掛けは登場するもののダメージは抑えられており、ストレスは少なくなっている。 ただし、プレイヤーの投げ技が通用しない巨大な敵が増えたり、後述の「チン・タイメイ」等の強力な敵が多数追加されており、こちらで難易度の調整が図られている。 前作で猛威を振るった「肘打ち」に調整が加えられており、全く使えないほどではないが肘打ち一本でラストまでいけるほど甘い作りにはなっていない。 前作では敵は肘打ちにのみ反応せずに吸い込まれるように当たっていたが、本作では反応するようになり、避けられるばかりか逆にこちらが肘打ちをかまされる事すらある。 代わりになる攻撃方法として「敵に背を向けてバックキック→敵のほうを振り向いてアッパー」があるが、敵のジャンプキックで潰される事もある為、「肘打ち」ほど万能ではない。 しかし、「バックキック」は判定が強く、確実に敵をひるませるので、様々なコンボの起点になる。慣れてくると「バックキック→髪つかみキック→背負い投げ」、「バックキック→まわし蹴り」等の連続技が面白いように決まる。正面パンチも前作より当てやすく調整され、バックキックと上手く使い分ける事によって連続技の自由度が増えた。 操作性の向上。 移動速度の上昇など、全体的に操作が快適になり、動かしやすくなっている。 敵より早く動ける事が多く、ジャンプキックを見てから余裕でかわせるなど有利な位置取りがしやすく、爽快感の向上に繋がっている。 演出とBGMはかなり良好。 ボイスが増加され、敵によってやられボイスが異なる。 前作とはまた違う、世界観に関わりそうな新たな要素が追加された。 オカルト要素が含まれるようになった。倒されると断末魔の悲鳴とともに鎧を残して消滅し、消滅したかに見せかけて一度復活してくるものもいる敵キャラクター「ブルノフ」はその典型例。 さらに東洋的要素も含まれていて、FC版の前作のオリジナル敵キャラクター「チン・タイメイ」が棒術使いとしてアーケード版にも登場し、敵のアジトの門や最終ステージのデザインも中華風になっている。 「チン・タイメイ」は攻撃力とリーチでプレイヤーを上回り、かつ巨体キャラクターなので投げも効かないという有様で、最終ステージでは一緒に出てくる前作の最強の中ボス格の「ジェフ」が箸休めに思えるほどの難敵である。 賛否両論点 一作目で救出したヒロイン「マリアン」がいきなり一作目のラスボス「ウィリー」に射殺されるという衝撃のプロローグ。 しかし当時のグラフィックの限界か、撃たれたヒロインがかなりのマヌケ面を晒してしまっており、これはひょっとしてギャグなのか?とも思えてしまう。 敵キャラクターのデザインが前作に比べやや色物じみている。ロン毛になった「アボボ」や眼帯ヒゲ親父になった「ローパー」、唯一の女ザコの「リンダ」に至っては何故かモヒカンヘアーになり、より世紀末な雰囲気を醸し出している。 同様に2Pキャラクターの「ジミー・リー」は白ずくめの衣装になっている(FC版やPCE版では前作同様の赤いベストとズボンに戻っている)。 アーケード版で一作目から続投している敵キャラクターのうち、「ジェフ」と「ウィリー」は前作と色が違うだけ。 + ラストのネタバレ 「マリアン」を射殺した「ウィリー」を倒すと急に画面が暗くなり、不気味なBGMとともに「リー兄弟」の影から幻影があらわれる。幻影は兄弟の技のほか、気弾を飛ばしたり、不気味な笑みを浮かべながら影に入り込んで攻撃し兄弟を苦しめる。幻影を倒すと不気味な笑い声とともに消滅し、兄弟は開いた奥の扉へ進む。その後、「リー兄弟」と生きていた頃の「マリアン」の写真(*1)が表示され、写真の中の「マリアン」が涙を流して終了となる。直前に兄弟で殺し合いこそしたが無事に「マリアン」を救出してハッピーエンドとなった前作に比べると随分と後味の悪いものであり、その後の主人公達がどうなったかのフォローは一切ない。今作では殺し合いは無くなったものの、後味の悪さでは前作を上回っている。当時としてもこのエンディングは賛否両論であったが、この後のシリーズはオカルト要素をさらに強めていくことになる……。 問題点 技の出し方が「左攻撃・ジャンプ・右攻撃」という方式のため、技を出す際にはプレイヤーキャラクターの向いている方向に気を付けなければならない。 「旋風脚」の使い勝手が微妙 威力はそこそこあるものの、敵のジャンプキックやパンチであっさり潰されたり、出し終わるまで当たらない所で待ち伏せされる事(*2)が多く、うまく決める事が難しい。 また、出し方にも癖があり、ジャンプし始めてから頂点に到達するまでの僅かなタイミングで攻撃ボタンを押す必要がある。頂点に達してしまうと出なかったりとコツがいる。 アーケード版で追加された一部のボス格の敵は理不尽に強すぎる。 特にステージ2のボスの某殺人アンドロイドと瓜二つな風貌の巨漢「アボレ」とステージ3のボスの「チン・タイメイ」は、前作の中ボス格である「アボボ」や「ジェフ」がマシに思えるくらい強い。 アーケード版のステージの構成は前作のステージを手直ししただけの代物。 特にステージ2は、最初の場面以外は前作の同ステージのグラフィックを描き直しただけである。 その後もどこかで見た構成がゲームの最後まで続く。目新しい仕掛けはステージ3の耕運機とステージ4の爆発する鉄球ぐらいしか存在しない。 アーケード版では振り回し系の武器である「チェーンハンマー」「シャベル」を持ってしまうと、通常攻撃は進行方向に武器を振り回すだけになり、バックキックが使用できなくなる。 しかもザコ敵は「シャベル」を振り回すだけでなく投げつけて来るが、プレイヤー側は出来ない。ますます不利である。 総評 元々は海外で先行発売するために作られており、キャラクターやマップパターンなどは前作の使いまわしが大多数であった。 「肘打ち一本でクリア」、「最終面の尖った難易度」といった前作の粗は概ね修正されており、よく練られた敵のアルゴリズムをかいくぐって様々な技を決める、爽快感あふれるベルトアクションに仕上がっている。 しかし、最初のステージを除いてはほぼ全てが前作の流用なので手堅い作品ではあったが新鮮味に欠ける点は否めず、そのため国内では今ひとつマイナーな評価で終わってしまった。 家庭用移植・リメイク 本作はFC・PCE・MD・PS4・GB(日本未発売)に移植されている。 FC版は前作同様アレンジが加えられている。詳しくは下記を参照。 SUPER CDROM2専用ソフトとして発売されたPCE版は、基本FC版ベースの移植となっているが、キャラクターの頭身が高くなっている他、FC版でカットされたボスキャラクターが復活しているのが特徴的。また豪華声優陣によるボイス付きのビジュアルシーンも追加されている。ちなみに配役はビリーがPCE版『熱血物語』でくにおを演じた堀川亮(現 堀川りょう)氏でジミーがりきを演じた林延年(現 神奈延年)氏である(*3)。 海外GB版もAC移植ではなくオリジナルストーリーであり、日本の前年に発売した『熱血硬派くにおくん 番外乱闘編』をベースにキャラクターや背景・BGMを差し替えて発売している。難易度「かんたん」だとステージ4までしか遊べないのも日本版と同じ。 パッケージデザインはNES版『ダブルドラゴンIII』のものとなっている。 MD版は当時唯一AC基準の移植となっているものの、2面の構成が大きく異なる上、EDもモノクロでのボス紹介に変更されている。処理落ちが酷くほぼ常時起こっているレベルで、ゲーム開始早々マリアンが銃撃されるシーンですらカクカクとなっている。 2016年2月26日にPS4で、2018年12月6日にSwitchで「アーケードアーカイブス」の一タイトルとして配信され、前作と同様にACの完全移植を手軽に楽しめるようになった。 スマホ及びPC向けに『ダブルドラゴントリロジー』の名目で3タイトルがセットになったものが配信されている。基本的にはゲーム部分はAC版のまま移植されているが、画面に表示されるライフやスコアなどの部分が高解像のものに差し替えられていて変更できないため、その点では完全移植でない。 Xbox360向けDLソフトとして本作のリメイク『ダブルドラゴンII ワンダーオブドラゴン』が配信されたが…… 余談 前作同様、ゲーム開始時はプレイヤーがガレージから出てくるシーンから始まるが、なぜかガレージに戦闘ヘリが収められており、デザインの特徴から『サンダーストーム』(*4)の自機である「LX-3」ではないか、という小ネタがある。(*5) ダブルドラゴンII ザ・リベンジ(FC) 【だぶるどらごんつー ざ・りべんじ】 ジャンル アクション 対応機種 ファミリーコンピュータ 販売・開発元 テクノスジャパン 発売日 1989年12月22日 定価 5,900円 プレイ人数 1~2人(同時プレイ) 判定 良作 ポイント アーケード版を大きく超えた良アレンジ 概要(FC) 前作『ダブルドラゴン』に引き続いてのFC移植だが、ほぼ一から作り直したと言える程変更点が多いアレンジ移植となっている。 しかし、前作ではオミットされた2人同時プレイが可能になったり、ステージ間の演出が加わるといった要素があり、大きなパワーアップを遂げた作品と言える。 アーケード版からの変更点(FC) ストーリーが変更され、マリアンが殺されるという点は変わらないものの、ブラック・ウォリアーズの復讐ではなく、代々双截拳と戦い続けてきた宿敵によるものとなった。このため、AC版では中ボスだったウィリーとついでにジェフが削除され、代わりにクンフー使いの「右腕」、素早い動きや手裏剣を駆使する「忍者」、ラスボスである「謎の格闘家」が追加された。 今までは主人公が使う拳法でしかなかった双截拳がストーリーに絡んでくるという思い切ったアレンジともいえる。 前作のFC版とは異なり、最初から全ての技が使用可能、加えて2人同時プレイも可能となり、アーケード版に近い仕様となった。 必殺技も龍尾嵐風脚に加え、「天殺龍神拳(ハイパーアッパー)」と「爆魔龍神脚(真空飛び膝蹴り)」が追加された。かがんだ状態でタイミングよくコマンドを入れるものであり、ややコツがいる。 ダウン後の起き上がりも「かがみ状態」として扱われる為、反撃の一撃を与える事が出来る。 肘打ちは立ち状態ではなく、髪つかみ状態から出すようになった。 かがみ状態の敵(ダウンからの起き上がり含む)にヒザ蹴りを出せるようになった。タイミングが難しいが当たればひるみ状態になるので、追い打ちで再度ダウンを奪える。 ステージが大幅に増加 AC版のステージも登場するが、全体的にステージが増加されており、4ステージから9ステージと二倍以上になった。 中ではヘリコプターの中で戦う(*6)、複雑なギミックをかいくぐる塔など個性的なステージが追加された。 演出が強化 ステージ間のデモはカットインとセリフで表現されるようになった。また、カットインのクオリティも高く、ストーリーへの没入感を高めてくれる。 評価点(FC) アクションが痛快 前作のFC版よりもキャラクターのサイズが大きくなり、描き込まれた為、迫力が増した。加えてアーケード版よりも処理落ちが少なく、操作性もよいためアクションの爽快感は高い。 敵を吹き飛ばした際の音が『くにおくんシリーズ』でお馴染みの迫力のあるものであるのも大きい。次々と連打を決めてドカドカと敵を殴り飛ばすだけでも大きな爽快感が得られる。 追加技の「天殺龍神拳(ハイパーアッパー)」と「爆魔龍神脚(真空飛び膝蹴り)」の性能が非常に高く、アーケード版では難敵だった「アボレ」や「チン・タイメイ」ですら数発で沈めるという超威力を誇る他、技を当てると豪快に敵が吹き飛ぶため、リングアウトを狙いやすく、ゲームのテンポの良化にもつながっている。 ある程度コツが要る他、懐に入る必要があるので簡単には決まらないが決めた時の爽快感は別格。 結果として、AC版以上に高性能となったプレイヤーキャラクターで並み居る敵をなぎ倒していくゲームスタイルとなった。 親切設計 前作ではコンティニューが不可だったが、本作では無限にコンティニューをする事が出来る。 加えてアーケード版同様にその場復活に戻った為、前作FC版に見られた理不尽な点は解消され、遊びやすくなった。 二人同時プレイでは互いの攻撃の当たり判定の有無も決める事ができる。 設定B(当たり判定有り)にして、相方にトドメをさすと自分の残機が増える。瀕死になったらわざと相方に倒してもらうことで体力回復ができる。 三段階の難易度にも対応している為、腕前に応じたプレイも出来、敷居が低くなった。 低い難易度だと途中までしかプレイできないということはなく、EASYでも最後までプレイできる。ただし海外版では……(後述) グラフィック及びBGMは高水準 ステージの追加に伴いBGMも多数追加されたが、ステージ4やラスボス戦など評判の高い良曲も多数追加されている。一部のBGMは続編や近年の作品にもアレンジされて使用されている。 アーケードの移植とみても健闘している 概ねの敵キャラクターは登場しており、ステージの半分はAC版を意識したものとなっている為、大幅に変わったと言えどAC版の雰囲気は残っている。 「ウィリアムス」の側転や「リンダ」の肘打ち等も再現されている。 AC版からの改善点 「龍尾嵐風脚(回転旋風脚)」の使い勝手が向上、AC版ではほぼ使い物にならない技だったが、当てやすくなり、使う場面が増えた。 AC版における「シャベル」の代わりに登場する「鉄パイプ」を投げつける事が出来るようになった。AC版では「シャベル」を拾ってしまうと隙の大きい攻撃しかできなくなる為、かえって不利になるといった点があった。 + ラスボスの追加。ネタバレ ラスボスとして、マリアンを殺した「幻殺拳」の使い手である謎の格闘家が登場。 AC版のラスボスであった主人公の幻影は、この謎の格闘家が幻殺拳で作りだしたものとなっている。 ボスの登場、戦闘、撃破時の一連の流れの演出は当時としては突出した良好なものとなっている。 まずマリアンの幻影が登場し、主人公がそれに触れると消えて、背後に謎の格闘家が登場。戦闘ではまず謎の格闘家の幻影と戦うことになる。完全に透明になって攻撃してくるので非常に厄介。だが透明状態なら無敵というわけではなく、ちゃんとこちらの攻撃も当たる。幻影を撃破するとBGMや戦闘場所までも変わり、本物の謎の格闘家と戦うことになる。透明にこそならないものの、幻影との戦いで消耗しているとキツイ。謎の格闘家の体力が無くなった瞬間に画面が白くフラッシュし、スローモーションになる。そして謎の格闘家が地面に倒れ伏したタイミングで画面が切り替わり、撃破エフェクトとともにエンディングに突入する。大技でふっとばして倒した時は格好いいのだが、ただのパンチやキックで倒したときは非常にシュールな流れになるのはご愛敬。 謎の格闘家を倒した後、格闘家が言い残した、古の言い伝えにより、マリアンが息を吹き返してハッピーエンドとなる。アーケード版が後味の悪いエンディングであった分、原理はともかく救いのある内容となった。 余談となるが、この謎の格闘家は本当に名前が無く、戦いに入る際もビリーから「おれはまけるわけにはいかないんだ!かくごしろ!かくとうか!」と呼ばれている。 また、彼が腕を回転しながら放つ技は「横回転かまきりアタック」、ジャンプしながら放つ技は「ジャンプ横回転かまきりアタック」というずっこけネーミングであり、上記の格闘家呼びと合わせてネタにされる。プレイヤーの技は「龍尾嵐風脚」とか「爆魔龍神脚」なのにどうしてこうなった…… しかもこんな名前なのに本作最強の威力を誇り判定も強いのでラスボスにふさわしい強さを誇る。 後作である『ダブルドラゴン アドバンス』では「幻殺拳」や「謎の格闘家」の設定を膨らませ、流派は「幻截拳」に格闘家にも「レイモンド」の名が与えられた。五虎将として4人の部下を従え、幻影や横回転かまきりアタックを使用し、戦闘BGMも本作の「双龍の雄叫び」をアレンジした「Fight of Fate」となっている。 さらに『ダブルドラゴンIV』では「タワーモード」で謎の格闘家が登場、倒す事で使用可能となっている。のだが、また名前を無くしてしまった。 問題点(FC) 爽快ではあるが「爆魔龍神脚(真空飛び膝蹴り)」が超性能。 先述の通り、最強の威力を誇り、かつ相手を遠くへ吹き飛ばすため、ひたすら打ち続けていれば簡単にクリアできてしまえる。 『I』では肘が猛威を振るったが、本作では膝が猛威を振るう事になった。 ただし、この技は、3つの必殺技の中でも最も出しにくいため、自在に使いこなすには相当練習が必要。 入力に慣れてしまえば、最初に空ジャンプを入れる必要がある事を除けば、連続で出し続ける事も可能。出し方は、しゃがみ中に出したい方向+AB同時押しであり、技の終わり際にしゃがみ状態になるため、そこから再び技を出す事ができる(最初に空ジャンプを入れるのは、ジャンプの着地時にしゃがみ状態になるため)。 新武器「鉄パイプ」の性能がおかしい 正面攻撃で振り回し攻撃ができるが、モーションが遅い上にパンチと同じ威力なので使い物にならない。 一方で背面攻撃はモーションが速く、近距離で当てるとなぜか爆魔龍神脚の2倍ほどのダメージを与える。その後鉄パイプを投げてしまうが、投げられた鉄パイプにも攻撃判定があり(ダメージは天殺龍神拳並み)、壁などに当たれば再度拾って使えるので強力。 トラップが陰険な個所がある ABボタン同時押しでジャンプをして、しかも自由に調整が利かないというプレイヤーのアクションに対して、足場が非常に少ないステージ5の水辺や一定時間ごとに消える足場、接触すると一発死の棘といった、いやらしいギミックが牙を剥く。 難易度に応じてトラップも厳しくなる。ベルトコンベアの流れも速くなり、DIFFICULTでは逆らって歩けなくなる。EASYでは足場が消えなかったりと、さほど脅威ではない。 奥行きのないステージがそれなりに多い ベルトスクロールアクションの肝である軸のズレを利用した攻撃がやりづらくなる為、苦戦しやすい。 アーケード版ではほとんどなかった、ハシゴやツタを上り下りして移動する場面が多い。 上下移動中は無防備であり(敵もだが)、相手の攻撃に対処できない。また、下に足場がない場所で攻撃されると、なすすべなく落下死することになる。 敵の強さ ジャンプキックが当たりにくい。出すと待っていたかのようにしゃがんでかわされてしまうことがよくある。 こちらがパンチを連打していても、割り込んで反撃してくることがある。 特にボロ(アーケード版では「アボボ」)などの大型の敵は顕著。連打してもこちらが張り倒される。 起き上がりに攻撃を重ねる、格ゲーで言うハメ技を、 あろうことか敵が使ってくる 。下手をすると、1ダウンから何もできないまま削り倒される。 しかも、 こちらがやろうとしても平然と反撃してくる 。 新キャラクターの忍者は素早く動き回るうえに、近付くとパンチ1発でダウン。突進は爆魔龍神脚並みに吹っ飛ばされる。ジャンプキックもパンチや苦無で軽々と撃墜。さらに飛ばしてくる手裏剣はかなり見づらいうえに速く、回避はほぼ不可能。こっちの攻撃は返されるわ向こうの攻撃はガンガン喰らうわで、あっという間にボロボロにされる。 実は龍尾嵐風脚をしゃがんでかわせないという弱点があり、突進攻撃に合わせれば簡単に倒せてしまえる。 総評(FC) 前作の焼き直し感が強かったアーケード版に大幅にアレンジを加えた事により、アーケード版からの劣化を補うだけに留まらず大幅に改善し、追加を加えた良作となった。 完成度は非常に高く、当時のFCソフトから見ても頭一つ抜けた出来であるといえる。 余談(FC) 「天殺龍神拳」「爆魔龍神脚」「龍尾嵐風脚」は『くにおくんシリーズ』のダブルドラゴン兄弟の必殺技としても採用され、そのまま定着し、くにおくんシリーズの必殺技としての知名度も持つ。 本家でも『ダブルドラゴン アドバンス』にも採用されている。 「天殺龍神拳」と「爆魔龍神脚」は現実世界でも再現しやすい技のため、昔これらを真似して遊んだ人も多くいた模様。 2017年に配信された『ダブルドラゴンIV』は本作がベースになっている。 2016年に発売された『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』にも収録されている。 そのためか、『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』のCEROレーティングも上がってしまったが。 海外版(NES) NES版は難易度が「PRACTICE(EASY)」「WARRIOR(NORMAL)」「SUPREME MASTER(DIFFICULT)」になっており、FC版と同じく親切設計でのプレイが可能だが、「PRACTICE(EASY)」ではステージ3をクリアした後に「WARRIOR(NORMAL)」だと主人公達の幻影を倒し、いよいよ謎の格闘家へと思いきや挑戦的なメッセージが表示され強制的にゲームを終わらされてしまう。『熱血硬派くにおくん 番外乱闘編』や『新・熱血硬派 くにおたちの挽歌』のように低難易度では途中までしか遊べない仕様となっている。しかもコンティニューはゲームオーバー後にコマンド入力しないとできない。 PS4/Switch/XboxOneで発売された『くにおくんザ・ワールド クラシックコレクション』ではNES版が収録されている。
https://w.atwiki.jp/xbox360score/pages/214.html
ダブルドラゴン 項目数 12 総ポイント 200 難易度 ★★★☆☆ 製品情報:http //marketplace.xbox.com/ja-JP/Product/Double-Dragon/66acd000-77fe-1000-9115-d8025841085f 配信日:2007年5月9日 DL費用:400MSP ジャンル:懐かしのゲーム 発売元のEmpire Interactiveが閉鎖の為、配信終了 高得点 20,000点獲得する 5 爆弾野郎 1人プレイで、1本のダイナマイトで2人の敵をまとめて倒す 15 獲物好き ムチ、バット、ナイフ、ドラム缶、木箱、ダイナマイト、岩を拾う 5 三塁打 野球バットを持ったまま、ミッション3をクリアする 20 遊泳禁止 ミッション3の橋を落ちないで渡りきる 10 無敵野郎 1人プレイ、ノーダメージでミッション1をクリアする 20 敵地潜入 協力プレイ、コンティニューなしで、ミッション4まで到達する 15 ケンカの鬼 1人プレイで最後のボスと戦うまで、すべての敵をやっつける 15 忍び足 ミッション4の壁のトラップを避ける 20 素手で勝負 1人プレイで武器に頼らずにクリアする 20 三角関係 協力プレイの最後で、相手プレイヤーをやっつける 20 ヒーロー 1人プレイ、コンティニューなしで、ゲームをクリアする 35 基本 ひじ打ち(ジャンプ+パンチ) 三塁打 バットをとりあえず3面ラストまでキープ(殴られて落としても拾って進めばいい)し、 3面ラストのボスの緑色アボボをバットで殴って倒したらok。 しかし、前半の中ボス戦で、バットを持ったままで勝ってしまうと、勝手にバットを捨てて 画面が自動でスクロールして後半に持ち越せなくなってしまうイベントがある。 これを回避するには、 3面前半の中ボスのアボボ×2の所で、画面右側にバットを落すようにダメージを受けてアボボ撃破し 画面がスクロールした後でギリギリでバットを拾う方法がある。 3面後半ではバットを持った敵が出てこないので、この方法で無いとボスまでバットを持っていけない。 イージーでは解除できない模様。 無敵野郎 HPゲージが減って無くても一発でも攻撃食らえばアウト デカイ敵はハシゴを登れないので、それを利用して1匹づつ確実に倒すのがお勧め。 敵地潜入 1P、2P共にノーコンで到達しなけれないけない模様。 ミッション4手前での2P側途中乱入ではダメ。 忍び足 実績名の通り。 あの壁ゾーンを数ドット(mm)単位で動いて目の前で壁が出てきたら停止。 落ち着いたらまた移動の繰り返し。槍ゾーンに着いたら解除。 あと壁際のポジションよりも画面下を移動した方が落ち着いて対処できる気がする(気分の問題) 素手で勝負 拾っても落とせば大丈夫みたい。 三角関係 一人で解除可能。 ラスボスを倒す直前で2P乱入→ラスボスを倒して決闘開始。 2P側は別タグでのサインインが必要。 爆弾野朗 自分が拾って投げた爆弾でなくても敵が投げてきた爆弾で敵2匹が自爆し解除しました。 私の場合、2面最初で勝手に自爆して死んでくれて、実績が解除されました。 爆弾を投げた後の敵の誘導が重要かも。 ヒーロー、素手で勝負、無敵野郎、ケンカの鬼 この4つはイージーでも解除可能。
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【TOP】【←prev】【FAMILY COMPUTER】【next→】 双截龍 III The Rosetta Stone タイトル 双截龍 III The Rosetta Stone ダブルドラゴン 3 ザ・ロゼッタストーン 機種 ファミリーコンピュータ 型番 TJC-ZW ジャンル アクション 発売元 テクノスジャパン 発売日 1991-2-22 価格 6200円(税別) 双截龍 関連 Console Game FC 双截龍 双截龍 II The Revenge 双截龍 III The Rosetta Stone MK-3 双截龍 MD 双截龍 II The Revenge SFC RETURN OF DOUBLE DRAGON SCD-R 双截龍 II The Revenge NG DOUBLE DRAGON NGCD DOUBLE DRAGON PS DOUBLE DRAGON Handheld Game GB 双截龍 GBA 双截龍 ADVANCE 駿河屋で購入 ファミコン(箱説あり)
https://w.atwiki.jp/tasdouga/pages/1409.html
タイトル(コピペ用) ダブルドラゴン ジャンル ACT このページを編集 海外タイトル 発売日 1990/07/20 動画を追加 シリーズ TASVideosForum 現行最速 -表示 国内版 ここを編集 記録 10 56 追記回数 2365 Player 智代 TASVideosページ - TASVideosStatus - 転載元 - 分割リンク - マイリスト mylist/14991343 備考 Movieファイル 解説 その他 -表示 過去最速 +表示
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ここでは、『ダブルドラゴン3 ロゼッタストーン(アーケード)』とFC移植版『ダブルドラゴン3・ザ・ロゼッタストーン』を紹介する。判定は2作とも「なし」。 ダブルドラゴン3 ロゼッタストーン 概要 特徴 評価点 問題点 多すぎるツッコミ所 海外版 総評 その後の展開 移植版 余談 ダブルドラゴンIII ザ・ロゼッタストーン(ファミコン) 概要(FC) アーケード版からの変更点(FC) 評価点(FC) 問題点(FC) 総評(FC) 余談(FC) 海外版(NES) ダブルドラゴン3 ロゼッタストーン 【だぶるどらごんすりー ろぜったすとーん】 ジャンル ベルトアクション 対応機種 アーケード 販売元 テクノスジャパン 開発元 イーストテクノロジー 稼働開始 1990年 判定 なし ポイント 動きがガクガク設定も世界観もつっこみ所満載海外版ではショップ式 ダブルドラゴンシリーズ 概要 ダブルドラゴンシリーズ3作目。時系列では『ダブルドラゴン』の後日談にして、『ダブルドラゴン2』の前日譚となっている。(*1) 好評だった前2作と比べ、かなり異端視されやすい作品。 本作がテクノスジャパンの内製ではなく『ギガンデス』を手掛けたイーストテクノロジーによる外注作品であることからもそれが窺えよう。 特徴 ゲーム開始後に4人のキャラクターを選択。それぞれ兄弟という設定で、おなじみのリー兄弟の他に新たに拳法家の陳(特殊タイプ)、空手家の大山(スピードタイプ)、マーシャルアーツのユキーデ(パワータイプ)の3組の兄弟を使用可能。さらに最大3人協力プレイが可能。 同社の『コンバットライブス』で採用されていたクレジット投入によるライフ回復システムは今作では不採用となっている。 攻撃操作は前作『II』とは異なり、一作目同様のパンチ・ジャンプ・キックに戻った。ダッシュや追い打ち攻撃が新アクションとして追加。 評価点 グラフィックは前2作および、他の同社作品以上に非常に良く描き込まれている。 BGMは恒例の「双截龍のテーマ」こそ無いものの、耳に残る名曲が揃っている。 前作で不評だった「左攻撃・ジャンプ・右攻撃」を廃止して、一般的な攻撃方法の操作に戻したこと。 前2作とは違い冒険物のストーリーに変わっており、前作までの舞台であるアメリカ以外に中国や日本などの世界各国が戦いの舞台となっている。そのため世界観が広がって、仲間に中国人の陳兄弟や日本人の大山兄弟が加わった。 しかもステージ毎に、それぞれのお国柄を反映した固有の敵キャラクターが登場する。 問題点 システム面 前2作と比べ、キャラクターが全体的に小ぢんまりした外見になってしまった。 描き込まれたドットとは裏腹にアニメパターンが少なく、さらにMSXのように半キャラ単位でカクカク動くなど、全体的に動きが非常に固い。キャラクターが動き始めた途端、ギャップを感じてしまう者もいる。 キャラの移動速度にかかわらず、レバーを横や縦方向に「入れたタイミング」または「入力方向が変わったタイミング」で「必ず半キャラ幅移動する」ため、レバーを素早く繰り返し入れることで、異常な早さで動けるというバグもある。たとえばレバーを横に入れながら上下に振るだけでも簡単に横方向に高速移動できる。 新アクションのダッシュは滑らかだが、使用の際に複雑なコマンドをいちいち入力しなければならず、クセがあり過ぎる。これを使いこなすのが攻略のカギ。 従来通り、ステージクリアでも体力回復するが、回復量は50に減少。1コインクリアを目指すなら、前半ステージで受けるダメージを抑えなければならない。 残機は無く、穴に落ちたら一発でゲームオーバー。特に最終面の穴に誤って落ちると、そこまでの苦労が水の泡。 元々、海外向けに製作されたゲームの為か、体力表示がゲージから国内では馴染みの無い数字に変更され、視認性に欠ける。 本作では、リー兄弟でしか武器を使えない。しかも振り回し系のヌンチャクと日本刀しかなく、ナイフなどの飛び道具系は一切なし。 ステージの長さがバラバラ ステージも、2面の中国と4面のイタリアは極端に短く少し進めばボスまでたどりつける一方、最終面のエジプトは非常に長いなど、長さのバランスが取れていない。 まともな女性キャラクターが登場しない ヒロインの「マリアン」は出番が全くなく、フォーチュンテラーおよび中ボスの「蛭子」は怪しい老婆で、最終ボスの「クレオパトラ」は最初はミイラ姿で登場する妖術使いである。しかもプレイヤーキャラクターのみならず、雑魚も全て男性キャラクターである。 雑魚キャラクターの構成に難あり 1面のアメリカと2面の中国は「普通の体格の男」と「太った大柄な男」の2種類が登場する。しかし前2作に登場した「ウィリアムス」や「リンダ」などのようにプレイヤーが使用できる武器を使う事をしない(*2)。 3面の日本は刀を所持した侍、4面のイタリアは弓矢を所持した拳闘士風のパンツ男、5面のエジプトは丸太が変化した怪物と肉体が岩石で出来ている怪人が通常の雑魚キャラクターとして登場する。 3面以降の雑魚キャラクターは武器持ちか人外ばかりなので、リー兄弟以外は若干不利な気がしないでもない。 多すぎるツッコミ所 タイトル詐欺!? 本作は3人協力プレイが可能だが、リー兄弟(ビリーとジミー)にもう一人の兄弟「ソニー」がいるという時点で、『ダブルドラゴン』ではなく『トリプルドラゴン』ではないのかとツッコミたくなる。 そもそも、OPでは「ソニー」について触れておらず、従来同様に2人として扱われている点からお察し下さい。というか、いつ出てきた。 ちなみに、OPによるとリー兄弟が蛭子から「3人の闘士を連れて行くとよいじゃろう」と聞かされたことから他のメンバーと共に旅に行く設定らしいのだが、他の仲間にも2人の兄弟がいる、つまり実際には12人(*3)であるためセリフと人数が合っていない。 おかしな世界観 ステージ2の中国まではまだいいとして、ステージ3の日本では忍者屋敷が舞台になっていたり(*4)、ステージ4のイタリアでは拳闘士風の敵が登場、最終ステージのエジプトの砂漠の地下には何故か樹海が広がっているなど、どの国も外国人が考えたような認識の物になっている。 おかしな日本語の数々 リー兄弟の他にもキャラがいるためか、プレイヤーキャラ一行がヒーロー達とイメージとずれた言葉で表記される。最終面の蛭子も「この奥に謎が隠されているのじゃ。さあ闘ってこい!」と意味不明な台詞を発する。 極めつけのエンディングは「クレオパトラの財宝を手にしたヒーロー達は、世界中の恵まれない子供達のために使う決心だった…」とやはり語呂が悪く変な文章である。終わっているのかいないのか、よく分からない。 その他おかしな点 公式?で語られているストーリーでは、主人公のリー兄弟が何故か、名字としておかしいダブルドラゴン兄弟になっている。『ダウンタウン熱血物語』じゃないんだから ……で、ソニーの存在はどこへ。 海外版 追加投入したコイン(リアルマネー)を消費して、ゲーム内のショップで仲間や必殺技などを買い、使用キャラクターを強化できるシステムとなっている。「追加したコインを残機やライフ以外のものに変える」という概念は、国内ゲームでは後にも先にもないシステムであった。もしかしたら、このシステムは今日の課金制ゲームの先駆けなのかもしれない。 購入した仲間の使用は、当然コンティニューや乱入プレイをせねばならず、仲間の購入と別にコインを投入する必要がある。 日本版はこの要素が削除されている。だが、ロケテストの段階では日本版も同じ仕様だった。 日本では1クレジット100円が基本だが、アメリカでは25セントが一般的であることが変更理由のひとつと思われる。 ジェネシス版とゲームボーイ版でもショップは引き継がれているが、流石にリアルマネーでは無い。移植版ではコイン枚数を変更可能。 ちなみにショップの店員は各国のステージのイメージに合わせた美女になっている。しかし、アメリカとエジプトはまだしも、中国はシニヨン頭に中華服の女性で日本は平安時代か鎌倉時代の着物姿の女性なのは時代錯誤すぎる。 総評 世界各国を舞台にしたり、キャラクターセレクト機能を付けた点などシリーズのマンネリ化を脱却しようとした試みは、決して本作に妥協や手抜きは無いということをうかがわせる。 だが、それ以上に前2作から失ってしまった物があまりに多すぎたため、まさに尻すぼみの3作目となってしまった。 その後の展開 上記のような出来なので、同社のベルトアクションはカプコンの『ファイナルファイト』に人気を持って行かれ、後の『くにおくんシリーズ』の乱発も相まって、同社は迷走・衰退することになる。 開発元のイーストテクノロジーは本作で懲りなかったのか、その後タイトーから『サイレントドラゴン』というベルトスクロールアクションを送り出している(*5)。 同作は本作で見られたガクガクな歩行モーションや数字制のライフゲージが撤廃されていて普通に見えるが、プレイヤーキャラクターの一人が筋肉質の忍者だったり、ボスの一体が某世紀末救世主伝説の弟に優れなかった兄とクリソツだったりと本作以上に奇天烈な作風の怪作として評価されている。 移植版 1991年2月22日、FC移植版が発売されている。前2作の移植版同様、アレンジを加えられている。 詳しくは下記を参照。 海外では、ジェネシス(海外版メガドライブ)やゲームボーイに、AC版基準で移植されている。AC版特有のカクカクした動きは改善されている模様。 スマホ及びPC向けに『ダブルドラゴントリロジー』の名目で3タイトルがセットになったものが配信されている。基本的にはゲーム部分はAC版のまま移植されているが、2人同時プレイまでしかできない上、画面に表示されるライフやスコアなどの部分が高解像度のものに差し替えられていて変更できないため、その点では完全移植でない。 尚、『ダブルドラゴントリロジー』に収録されている本作は海外版がベースになってはいるものの、AC版ではショップで購入しないと使用できない必殺技の一部が最初から使えたり、「残機+ライフ制」になっていたりと一部変更が入っている(*6)。 余談 ソニーは後年『ダブルドラゴン4』にも登場している。ストーリー上では登場せず、隠しキャラクターとして使用可能になる。 ダブルドラゴンIII ザ・ロゼッタストーン(ファミコン) 【だぶるどらごんすりーざ・ろぜったすとーん】 ジャンル アクション 対応機種 ファミコン 販売・開発元 テクノスジャパン 発売日 1991年2月22日 定価 6,200円 プレイ人数 1~2人(同時プレイ) 判定 なし ポイント アーケード版からの改善点はみられるのだが… 概要(FC) 前作、前々作と同様に大きくアレンジを加えた上でファミコンへと移植された。 移植の際にシステムや登場人物は整理され、プレイヤーキャラクターはリー兄弟に加えて「 陳 (チン) 清明 (セイメイ)」(AC版の1Pの一人)と「 柳生乱蔵 (やぎゅうらんぞう)」(AC版ではCPU専用)となった。 FC版『II』同様一人プレイではジミーが登場せず、ビリー・陳・乱蔵の3人で攻略することになる。二人プレイではジミーを加えた4人。 アーケード版からの変更点(FC) AC版ではカットされた「双截龍のテーマ」が従来通りタイトルのBGMとなっている。 プレイ可能人数が従来作通りの2人に減少した他、大山兄弟が未登場。ユキーデ兄弟も当人たちではなく、似た風貌のボスがミッション4(イタリア)に登場する。 リー兄弟以外のキャラクターはステージのボスとなっており、倒す事でロゼッタストーンの入手と共に仲間になる形となる。 攻撃中や喰らい中でなければ、いつでも操作キャラクターは変更できる。 残機の概念はなく、キャラクターが倒されると死亡扱いとなり、生き残っているキャラクターに切り替わって再開する。ステージをクリアする事で体力が回復するが、死亡したキャラクターの復活はなく、全員死亡するとゲームオーバー。 ステージ4に到達する事で一度だけコンティニューが可能となる。全員が復活してステージの最初から始まる。 ライフ表示がゲージになっている。ただしメニューでは数字になっている。 買い物と制限時間の概念は削除された。 最初から忍者刀を持つ柳生乱蔵を除いて、敵の武器を拾って戦えるようになった。また、ステージによる回数限定でリー兄弟は「ヌンチャク」、陳は「アイアンクロー」、乱蔵は「手裏剣」といった強力な武器を装備した状態で戦える。 ダッシュや連携攻撃のアクションが追加された。 評価点(FC) AC版におけるツッコミどころや問題点にメスが入った。 日本語がおかしい部分は概ね修正されており、違和感はなくなった。ちゃんとエンディングでも「財宝を世界中の恵まれない子供達のために使った」と明言されている。 陳や乱蔵も途中から加わる形となる為、ストーリー性がついた。謎の弟も消去されてしまった ガタガタな動きは当然解消されており、『I』や『II』のFC版のようにスムーズに動く。 スタンダードな性能であるリー兄弟に加え、機動力は最低だが強力な掌底をもつ陳、最高の機動力と飛び道具を持つがパンチ力に欠ける乱蔵といった性能の違いがはっきりしている為、ステージによる使い分けの楽しさがある。 エンディングでは生存キャラのその後が語られる。二人プレイ専用のジミーにも用意されている。 問題点(FC) リー兄弟のモーションがもっさりしており、パンチやキックのアクションの隙が増えてしまったばかりか、カッコ悪い爽快感のない物となってしまった。 FC版『II』に存在した「天殺龍神拳(ハイパーアッパー)」と「爆魔龍神脚(真空飛び膝蹴り)」も削除。AC版に忠実と言えばそれまでだが、FC版『II』においてもAC版になかった追加技として好評を得ていただけに不採用なのが惜しまれる。 代名詞的な必殺技「龍尾嵐風脚(回転旋風脚)」も垂直ジャンプからしか出せなくなってしまった。数年かけて双截拳を完成させたのに明らかに弱体化している。 同時期に発売されていたスピンオフ先の『ダウンタウン熱血行進曲』に登場するダブルドラゴン兄弟は「天殺龍神拳」も「爆魔龍神脚」も使う為、本家なのに劣っていると言われる事も……。 追加されたダッシュは発動してしまうとジャンプ以外のアクションが出来ず、ダッシュ中はほぼ無抵抗に敵に殴られやすい。リー兄弟はダッシュジャンプ中に敵をつかんで投げることができるが威力は低く、穴に投げ落とすのでもない限り普通に倒したほうが早い。 同シリーズの姉妹作であり、ベルトスクロールアクションの元祖である『熱血硬派くにおくん』の時点ですら、「体当たり」「ダッシュパンチ」「ダッシュ後ろ蹴り」「ダッシュジャンプキック」といった攻撃手段が豊富に用意されているのに対して、この性能ではあまりにも使い勝手が悪すぎる。 加えて敵のロジックがいやらしくなっており、その辺の雑魚でも前触れもなくナイフを投げてきたり、平気で連携技などの高度な攻撃やハメ技を繰り出してくる。『男塾』のゲームで言われたような「スーパーマリオで例えるならクリボーがファイアボールをバンバン投げてくるようなもの」である。 ナイフを投げてくる敵は決まっているが見分けがつかないため、わざと敵の正面に立って投げてきたら上か下に避けるという前段階を踏まなければならない。避ける事ができれば拾って投げ返すことが可能。 このような過酷な状況であるのに対し、コンティニューはステージ4から一回のみと厳しく、また最初の仲間である陳が加わるのもステージ3からである。つまりはステージ2までは残機1でプレイしなければならないというFC版『I』以上のスパルタ設定。せめて1Pプレイの時でもジミーが待機キャラクターとして使用出来れば幾分かはマシなのだが……。 前作のFC版に存在した無限コンティニューや3段階の難易度と言った親切設計は総カット。加えて「場面の切り替わりによる体力全快」や「回復アイテム」といった救済処置も一切ない為、ステージをクリアするまで体力を回復する術が一切ないという点でも難易度が高くなった。 ステージ4~5には随所に落とし穴が存在し、落ちると死亡。例によって他のゲームよりもはるかに残機(待機キャラクター)の意味合いが重いゲームなので厳しい所。慎重に行こうにも、ダッシュが暴発して転落という事も多々ある。 キャラクターチェンジはセレクトボタンから移行する専用の画面から行う為、二人プレイとの相性が最悪。 総評(FC) AC版の問題点を一応解決しているものの、同じくAC版から様々な改良を加えた前作のFC版と比べて不親切になった点や爽快感の減少、難易度の激増等の理由から評価としては芳しくはない。 結果としてAC版同様に尻すぼみな作品として終わってしまった。 余談(FC) 取り扱い説明書が漫画仕立てになっている。 ストーリーだけでなくキャラクターによる操作説明など全編が漫画形式になっている。ちなみにマリアンの真の見せ場はこの取り扱い説明書である。 海外版(NES) タイトルが『Double Dragon III The Sacred Stones』(セイクリッドストーン)に変更、ストーリーも若干変更され、マリアンの失踪がロゼッタストーンに絡むようになったものの蛭子に騙されるという点とエンディングは変わっていない為、結局どうなったのかが良く分からないという前作以上にひどい扱いになっている。 2Pプレイ時のみ最初に流れるストーリーデモにて、ビリー(Billy)がビミー(Bimmy)と誤表記されている。 英語圏ではこれがネタにされるほど有名となり、後に『ダブルドラゴン ネオン』でも明らかにこの名前を意識した、リー兄弟のクローンBimmy n Jammy(ビミー&ジャミー)が登場する。 FC版は最終ミッションクリア時の生存キャラがエンディングのキャラクター紹介に登場する仕様だったが、こちらでは最初から全員登場する仕様に変更。 蛭子の紹介も追加されており、野望のため身を滅ぼしたと紹介されている。
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■PlayStation Top | 目錄 | あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行 ■ダブルドラゴン DOUBLE DRAGON ■「裏技・攻略」情報 ●隠藏角色出現指令 在角色選擇畫面,將游標順序移到ビリー、マリア、チェンフー、ジミー、ビリー、並各自停車場3秒以上。 Top | 目錄 | あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行 ■PlayStation